会長挨拶
新しい年度を迎え、紫陽花が⾊鮮やかに咲く季節となりました。管内各御寺院様におかれましては益々ご清祥のことと拝察し、お慶び申し上げます。
平素より三重県曹洞宗⻘年会の活動に格別のご厚情とご援助を賜り、衷⼼より厚く御礼申し上げます。
この度、令和六年⼗⼀⽉に開催されました定例総会に於きまして関係各位のご推挙ご承認を賜り、不肖儀、三⼗⼀代会⻑を拝命致しました。
何分浅学⾮才の⾝でありますが第三⼗⼀代役員はじめ会員皆様と共に、昨今懸念される会員の減少、活動規模の縮⼩と⾔った諸々の問題に差し当たり、先輩諸⽼師から受け継がれて来たボランティア精神、不可能を可能にして来た挑戦する⼼、仲間や檀信徒、地域の皆様を⼤切にする熱い魂を継承し、互いに研鑽を重ね⼈々の⼼の闇を照らす光となれるよう精進を続ける所存でございます。
さて、朝⽇雄道第三⼗代会⻑指揮の下、当会に於きましては様々な事業を進めて参りました。去る令和五年⼗⼀⽉⼆⼗六⽇に第四⼗七回東海管区曹洞宗⻘年会⼤会・三重県曹洞宗⻘年会六⼗周年記念⼤会を開催させ
ていただきました。管内ご寺院様、檀信徒皆様のおかげをもちまして盛会の裡に無魔円成出来ましたこと茲に御礼申し上げます。
また、緑蔭禅の集いに於きましては松阪市海禅寺様に全⾯協⼒を賜り、参加者約六⼗名と⾔う多くの皆様にご参加いただけた事は会員⼀同活動の⼀層の励みになりました。
朝⽇前会⻑の発願により令和六年能登半島地震におけるボランティア活動も鋭意進めて参りました。皆様より物⼼両⾯のご助⼒を賜り深謝申し上げます。⼀⽉⼀⽇の発災を受け、当会も有志のメンバーで現地に赴き活動を続けて参りました。現地では未だに終わりの⾒えない復興活動が続けられております。当会も引き続きボランティア活動続け参る所存です。
和太⿎集団「⿎司」に於きましては今般「第四⼗⼋回正⼒松太郎賞」奨励賞を受賞致しました。推薦の応募を続けて下さった歴代宗務所所⻑様はじめ、「⿎司」を応援くださっている皆様に改めて感謝申し上げます。
三重県曹洞宗⻘年会は、会員和合の精神と情熱を護持し、⾒聞楽、緑蔭禅の集い、ボランティア活動、また新たな事業に向けて、感謝の気持ちと初⼼を忘れず取り組んで参りたいと思います。管内各御寺院様並びに各寺護持会様、檀信徒の⽅々におかれましては、変わらぬご理解ご協⼒をお願いいたしますとともに、皆様の益々の仏法興隆と福寿⻑久を祈念申し上げ 、ご挨拶とさせていただきます。合掌
三重県曹洞宗青年会 第31代会長
花井 正道